3年ほど前に仕事をやめて、今は週4日程度のパート生活をしている。管理職をこれ以上続けたくないと思ったのが最大の退職理由だが、他にもあれこれと理由が積み重なって。その一つに「これだけお金が溜まったらもういいかな」があった。
別にFIREを念頭に置いてはいなかったが、その時点で5500万くらいの貯金ができていた。投資は一切していない。将来の計算も何もしていないが、これだけあるならすぐに困窮はしないのだし、贅沢しなければなんとかなるんじゃないの?と。
生来お金に無頓着で考えたくないたちだったもので、まともな資産運用など考えずに来たが、昨年からさすがにそのままもあれか、などとNISA口座を開設し、いざはじめてみるとあっという間にハマり、毎日証券口座のページをチェックするようになっている。今の私を人が見たらお金の亡者そのものだろう。
優待目当ての株をちょっと買ってみることからはじめて、あれこれの個別株、投資信託を経た結果、結局は大半を全世界株式にしてしまった。リスクより確実性を重視したが、それでも元本が大きいこともあって、毎日数十万の金額が上下している。今の自分の月収より高いお金がホイホイ動いているのがなんとも不思議でしかたがない。
大半の、現在もフルタイムで働く人、資産を持たない人からは羨ましがられること間違いないと思う。実際ありがたいことだ。全部自分で築いたと言いたいところだが、親の生前贈与なんかもそれなりに含まれているのだからあまり胸をはれるものでもない。ともかく、ありがたい。
本来は、若いうちから投資をはじめて一定額に達したから退職し、資産運用を中心に生活するのがFIREなのだけど、私の場合は放っておいたら増えていたお金を持って退職後、遅まきながら投資を始めたという逆パターンなので、どうもあまり似た事例を見つけにくい。それでもGeminiに相談しつつ、どうにかやってることも形になってきた。
もとより散財が嫌いで旅行もしない、高級車にも豪邸にもブランドものにも宝飾品にも全く興味を持たないので、4%くらい取り崩していれば生活に困らないだけの資金が確保できるくらいに増えたらいいなと思っている。仕事も多少減らしながら続けたい。職場で得られる人間関係やコミュニケーションは、おそらくお金で得られない大切な人生の要素になるだろうし。
こういうのをサイドFIREとか言うらしい。さてそうなってみるとそれはそれで気持ちが落ち着かない。まだ体制構築が終わっていないからしかたないのだけど、できれば投資資産を6500〜7000万くらい、暴落時に取り崩さないための現金資産を800万くらいは確保して一応のゴールとしたい。たぶんFIRE民としては随分控えめな方だと思うけど、贅沢に興味がないのだから、これでもいずれは逆にお金の減らし方に頭を悩ますことになるかもしれない。
パッとしない人生を送ってきた私だけど、この状況が人生におけるいってこいのプラス分になるのかな。